投資比率を上げるかどうか


最近、少し悩んでいる事があります。

現在は投資方針に書いている通り投資比率40%(現金比率60%)という目安で投資を行っていますが、これを投資50%まで増やすかどうか、という事です。

そもそも現金を60%も確保していた理由は

①学資保険、医療保険などの保険に入っていないので、教育資金やいざという時の備えを自分で確保しなければならない

②フルインベストせず現金余力を常に確保し、比率を維持する事でリバランス効果によるパフォーマンス向上が見込める

③チキンだから

というのが主な理由です。(現金比率多すぎ、という批判は甘んじて受けます。チキンだから仕方ないのです…)

このうち一番大きな理由は①でした。

確実に必要となる子供2人の教育費は当然ながら、医療保険や生命保険の類に一切入っていない分、万一の時のために現金を確保しておかねばと思っています。

加えて現在は一馬力で、私の会社もコロナで少し危ういですしね…。

しかし順調に資産が増えてきた結果、2020年9月現在で総資産は約3800万円となり、現金(60%)だけで2200万円以上を確保するに至ります。

教育費は2人で約4000万円と試算していますが、一気に必要となる訳でもなく、時期もある程度予測できます。

医療費は予測不能ですが、高額療養費の上限があるのでいきなり何百万という事は無いでしょう。

そう考えると、いわゆる生活防衛費としての部分は、いくら保険に入っていないとはいえ1000万円も確保していれば十分すぎる気がします。

そうすると残りの部分は②のリバランス用の投資資金という事になるので、この部分について考えてみれば良さそうです。

再び大暴落が起こった時を考える


私は基本的に「大暴落はいつ起こるか分からない」「大暴落が起きてもルール通りリバランスを行う」というスタンスで投資を行っています。

つまり、いつまたリーマンショック級が起こっても大丈夫なように備えておく必要があります。

この前提に立って、投資比率50%に上げた後で全世界株が6割下落した、というシナリオでのリバランスを考えてみます。

現在資産3800万円なので、50%だと投資1900万円、現金1900万円という状態になります。

ここから株価が6割下落すると、投資760万円、現金1900万円。

比率50%になるようリバランスすると、投資1330万円、現金1330万円。

…6割下落しても現金で1330万円は確保できますね。実際にはリバランスのタイミングと回数によってもう少し割り込む可能性が高いですが、それでも6割下落で1000万円程度の生活防衛資金は確保できそうです。

という事で、結論としては投資比率を50%に増やしても大丈夫そうですね。

まとめ


という事で、大暴落時のリバランスを考慮しても十分な生活防衛資金が確保できそうな事が判明したので、今後段階的に投資比率を50%まで引き上げる方向で考えていこうと思います。

比率を一気に上げるのは危険なので、どのように上げていくのかをまた考えていきます。


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