アーリーリタイアへのロードマップ ~総費用編~



前回の記事では、子供が2人いる我が家の教育費について考えてみました。
その結果、2020年現在であと4070万円の教育費を用意すれば良い事が分かりました。

今回は、その他にかかる費用について考えていきます。

未来の費用をあまり細かく計算しても仕方ないので、ざっくりと大まかな数字で計算していきます。ただし大きく上振れする事の無いよう、余裕を持たせた数字にしていこうと思います。

住居費


ウチは持ち家なのですが、実はローンはありません。自己紹介でも少し触れていますが良い時期に投信を全売却できたので、ほぼ無借金で家を建てる事ができました。

という事で必要な費用は固定資産税と修繕費です。2019年の固定資産税は土地と建物合わせて年間約47万円でした。今後上がるか下がるか分からないので、このまま計算します。

修繕費に関しては400~600万円と見込んでいますが、ここでは余裕を見て600万円としました。

車両費


これは正直趣味の範疇なので入れようか迷ったんですが、多めに計算しておいた方が良いかなと思って、とりあえず計算に入れる事にしました。車を手放した場合はそのまま余裕資金とします。

少し贅沢ですがリタイアまでに3回ほど今と同クラスの車に乗り換えるとして、諸経費込みで600万×3回=1800万円と見込んでおきます。

加えて、車検・保険・税金・ガソリン代などの維持費がかかってきます。2019年の実績値で大体年間30万円ほどになりそうでした。

実際は子供がある程度大きくなったら車は手放すかもしれませんが、とりあえず夢のある計画で計算しておきます(笑)

予備費


私は保険は最低限という主義なので、医療保険・生命保険には入っていません。なので何かあった場合は、自分でこれらを支払わなければなりません。(個人賠償責任保険と、火災保険、自動車保険には入っています)

その他に土地の相続税なども発生しそうなので、これらをまとめて予備費として計上します。

こちらも少し余裕を持たせて2000万円としました。

老後資金


度々ニュースを賑わせた老後資金です。2000万円と言われていますが、ビーチ家では一応65歳時点で3000万円は残したいと思っています。

贅沢するため、というよりは親が退職後に脳出血になり大変だったので、医療費・介護費を含めての金額です。

生活費


食費・日用品・被服費・通信費・水道光熱費などです。

ビーチ家では月に15万円を妻に渡し、それで食費・日用品・子供の被服費は賄ってもらっています。

妻の服や化粧品代、小遣いは本人が自分で稼ぎたいと言っているので、お任せする予定です。私自身のお小遣いは一応、月5万円を計上してみました。

他に通信費は、家のネットが月5000円、携帯は夫婦ともに格安SIMで合計4000円ほどかかっています。今後子供達にも携帯を持たせる可能性が高いため、月2万円として計算します。

次に水道光熱費です。我が家はオール電化で太陽光発電をしています。今のところは年間の電気代が12万円、水道代が8万円で合計20万円ですが、太陽光発電の売り上げも同じく年間20万円ちょっとあるので実質ゼロ円です。

ただし電気のFIT(固定価格買取制度)があと数年で終わるので、その後は売上がいくらになるのか不明です。なので一応、太陽光の売り上げゼロとして水道光熱費は年間20万円で計算します。

必要なお金は?


ここまでで必要となる費用を列挙してきました。これを年間支出と、一時的な支出に分けて合計してみます。

まずは年間支出から
年間支出は表の通りとなり、年間361万円となりました。

65歳まであと27年ありますので、361万円×27年で9747万円が必要となります。

次に一時的な支出についても合計してみます。
表のようになりました。

ゆとりを持った計画にしているとはいえ、合計は約2億1200万円となかなかの数字が出てきました。

これは我が家の場合の数字なので一般的ではないかもしれませんが、こうやって計算してみると人生にかかるお金って莫大ですね。。。

さて、次回はいよいよ資産と収入を突き合わせて、アーリーリタイアの可能性を探ってみます!

コメント

このブログの人気の投稿

確定拠出年金(iDeCo)に関する誤解

iDeCoによる節税額のシミュレーション

フルインベストと生活防衛資金